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大豆のブログというかメモ帳みたいなものです
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誕生日おめでとうスクアーロ!
最初の登場シーンのあなたを見た時の胸キュンがいまだに忘れられません。おかげで夢サイトをつくることができました。今とーっても幸せです。いつかスクアーロも仲間達と一緒に幸せになれるように祈っています!

スクアーロ誕生日祝夢を書いているのですが、当日中には間に合わなかったです……
今のところ、スクアーロがお姫様抱っこをしてくれたり、配達員風ザンザスが「奥さん」と棒読みで呼んでくれたり、そんな話です。なるべく早く書けるようにしたいです。
これの一段階前の話は「狂科学者アレッサンドロ(オリジナルキャラ)とスクアーロが主人公をめぐって争う」という展開だったのですが、アレッサンドロが愛のない変態になりそうだったので途中で書くのやめました。
一部を「つづきはこちら」に載せていますので、アレッサンドロにあれこれされたい人はどうぞ*´ `*

スクアーロの誕生日祝いに「白いチーズロール」を買ってみました!
甘さひかえめのすっきりした感じのチーズクリームをふわふわの白いスポンジで巻いたロールケーキです。スクアーロの髪や肌の白さをイメージして買いました。どんな味だろうかとドキドキしながら食べてみると……めっちゃおいしい!うまーい!よかったら買ってみてください!

百貨店の地下はおいしそうな洋菓子や和菓子やお惣菜がいっぱいで、歩くだけでもワクワクドキドキします。高いのでなかなか手が出せないのですが、においにつられて歩くだけでも幸せになれます。
アンリ・シャルパンティエの「しあわせサブレ」が食べたくて食べたくて、家で「アンリシャルパンティエのサブレ食べたい」と言ったら兄に「アンリシャルパンティー」に聞き間違えられてしかも冷笑されました。


それでは、変態アレッサンドロにあれこれされたい人は続きをどうぞ(一部抜き出し・名前は「花子」・スクアーロの誕生日を祝うシーンはないです)



「失礼します」
 花子は扉に手をかけた。
 そっと押し開いたとたん、中から極彩色の煙がもうもうとわき出てきた。びっくりして一歩飛びのき、あわてて口を押えるが、防御しきれなかった目に煙がしみて涙がにじんできた。
「ああ、すまない」
 煙の向こうから冷静な声がひびいてきた。
 ほどなくして、ぶあつい銀縁の眼鏡をかけた背の高い男がさほど慌てた様子もなく部屋から出てきた。かなりの猫背で、ほそい小さな顔に鷲鼻がよく目立ち、いかにも研究好きだと言わんばかりにぼろぼろの白衣を着こんでいる。
「あぁ、確か」
 鋭い目がせわしなく動き、煙にやられて目をこすっている花子を認めた。
「スクアーロ隊長のところの、花子だったか。すまないね、へまをしてこんなことになった。私もたまには失敗をするということで、許してくれ」
 ほとんど皮と手だけの手をふって、彼は眼前の煙を散らせた。
 部屋からはいまだ際限なく煙が流れ出続けていた。不気味な煙はいまや廊下中をもくもくと曇らせて道ゆく隊員達の通行のさまたげをしている。しかしそれに驚いたり、抗議をしてきたりするものはひとりとしてなかった。
 アレッサンドロは<狂科学者>であった。変人ぞろいのヴァリアーのなかでもとりわけおかしい人物のひとりと位置づけられていて、夜な夜な怪しげな実験を繰り返しては不可思議な薬を開発しており、隊員達のあいだでは、彼はゆくゆくは人体改造にまで手を出すのではないかと噂されていた。彼を恐れる者も多ければ、幹部を含め、嫌って近寄らない者も多かった。
 ただひとりマーモンだけがアレッサンドロの能力を買い、今は幻術の能力を持たずしてマーモンの部隊に所属している。あくまで形式的な形での所属ではあるが。
「それで、私になにか用かい」
「ただの使いです。たまたまジョバンニ先生に会って、このリストのものをもらってくるようにって」
 花子は最後の涙をぬぐい、ずらりと文字の書かれた用紙を差しだした。
「ああ、あの医療班のか」
 片手で受けとって、アレッサンドロは指でくいと眼鏡をあげた。確認するように目を走らせてすぐにリストを折りたたむ。
「分かった。すこし重いから、中まで取りにきてくれないかな。生憎私は力には自信がないから。ちょうど煙もやんできたところだし」
 煙が完全に晴れたのを合図に、アレッサンドロは花子を部屋の中へと進ませた。花子が先に入り、アレッサンドロが後ろから続いた。
 足を踏み入れたとたん、つんとする薬品のにおいが鼻をさした。部屋は薄暗く、しめっぽく冷えびえとしていた。壁一面にしきつめられた棚には薬品や標本がところせましと並んでおり、生活に必要なものといえば、邪魔くさそうに端に追いやられている簡素な寝台くらいだ。あとは実験器具とわけのわからない書誌が山積みになっていた。
「すごいですね……」
 死骸の薬品づけを見つめて、花子はつぶやいた。
「だろう。全部私の宝物だ。命に等しいものだよ。でも興味があるなら、さわってくれても構わない」
 彼の瞳がきらきらしているのを見て、花子はこっそり微笑んだ。彼の言葉に甘え、床に転がっていた本を手にとり、ぱらぱらめくって眺めてみる。
 別段アレッサンドロを好いているつもりはなかった。言動に多少不可解なところがあるし、この部屋を見てますます彼のことが分からなくなったが、それでもあからさまな嫌悪感は湧いてこなかった。自室で研究対象に囲まれて楽しそうにしている彼がまるで夢見る少年のようで、むしろ好意の方が大きくなる。
「すごいといえば、君もすごいな」
 部屋の中をきょろきょろ見回している花子を満足そうに見つめて、アレッサンドロは扉にもたれた。
「ジョバンニはただの医者だ。従うべき人間でもないのに、お使いを引き受けるなんて」
「忙しくない限りは誰の頼みでも引き受けたいのですが、ジョバンニ先生にはいつもお世話になっているので、とりわけですね。スクアーロ隊長の左腕のことで、いつもいろいろなことを教えてもらっているんです。義手の手入れに関してはスクアーロ隊長が一番詳しいけれど、私も隊長に仕える身として、簡単な手当てぐらいはできるようになっていたほうがいいと思って」
「君はやさしいな、花子」
 アレッサンドロが言った。
 その声が今までないくらいに静かで、熱っぽい響きを持っていたので、花子は一瞬どきりとして手を止めた。すぐに何事もなかったようにページをめくりはじめたが、心の動揺は抑えきれなかった。
 やさしい、と言われるのはひさしぶりだった。スクアーロにも言われたことのない言葉を、まさか<狂科学者>のアレッサンドロに言われるとは。彼がどんな表情をしているのか気になったが、もし目があってしまったら、どんな顔をすればいいのか分からない。
「そう、君はやさしい、花子。どうしようもなく」
 花子の心を知ってか知らずか、アレッサンドロは続けた。
「ジョバンニの頼みを引き受けもするし、狂科学者と呼ばれる私のところへ恐れもなくついてくる。それは君がやさしいからに他ならない」
「え、ありがとうございます……」
 花子はもじもじしながら答えた。アレッサンドロの言葉がいちいちくすぐったくてたまらない。
 もとはといえばジョバンニの先生の頼みでここへ来ただけなのに……なんだか居づらくて、花子は本を元の場所に置いて立ちあがった。とたん、なにかがすっと肩にふれた。反射的にふりかえろうとして、すぐそばに人がいることに気づく。薬品のにおいがいっそうきつく鼻にしみた。
「私はそんな君に興味があった。昔から、ずっと」
「ええ?」
 花子は我が耳をうたがった。そして、背中にふれてきた人の感触にぎょっとして身を引きそうになった。アレッサンドロはすばやく花子を引き寄せると、後ろから強く抱きすくめた。
「ア、アレッサンドロ、さん?」
 花子はいきなりのことに驚くほかなかった。
 戸惑いつつも彼の腕を解こうとするが、思いのほか力が強い。
 いかに花子といえども、その気になれば、部屋に閉じこもりがちで研究者気質の彼の細腕を解くことは容易いはずだった。だが、動揺している今の花子には力をこめるだけの余裕もなかった。
「能力的にも人間的にも君はとても優秀だ。そんな君に興味を抱くのは、人として当然の結果だと思わないかい、花子」
 あたたかな息がほほをかすめた。
 花子はおもわずぎゅっと目を閉じ、身を固くした。
「君をそばに置いておけるスクアーロ隊長がうらやましいよ。できることならば私も、君にずっとそばにいてほしい」
 骨ばった指がすっと上半身をなぜていく。
 と、いきなり肩に突き刺すような痛みが走った。
 ちいさな悲鳴をあげてそっと目を開けると、手のひらくらいの注射器が、右肩にふかぶかと刺さっていた。注射器をしっかりと握りしめ、アレッサンドロは笑っていた。注射器の中の赤い半透明の液体が、みるみるうちに減っていった。
「ただし、研究対象としてだが」
 全身からさっと血の気が引いていった。
 逃げようとしてあわてて動かした足が、そばの木箱を蹴った。バランスを崩して倒れた箱の中から、見るに耐えない、なまなましい惨状の動物の死骸が転がり落ちてきた。それはまっとうな研究対象というより、戯れに切り刻まれ、飽きて捨てられた玩具のようであった。
 こみあげてきた吐き気を呑みこみ、花子はきっとアレッサンドロをふり返った。
「うぐっ……」
 急にめまいがして、花子はうなだれた。
 アレッサンドロの腕に抱えられ、やさしい手つきで胸にもたせかけられる。視界がめまぐるしく急転し、足元がおぼつかなくなった。わけも分からずにアレッサンドロの腕にすがりつくと、満足げな笑い声が聞こえてきた。
「動物相手に実験を繰り返すのに飽きてきてしまってね。そろそろ実験台として優秀な人間が欲しかったところなのだよ」
 注射器の針がすっと抜けていった。
「な、にを……?」
 ふらつきながら花子は言った。
「だいじょうぶ、すぐに終わる。ころばないよう、黙って私にすがりついていればいい」
 やさしい手つきと言葉の裏に恐ろしいまでの狂気をのぞかせて、彼は後ろから花子を支えた。
 狂科学者、と花子は彼を罵ろうとした。しかし、それは彼にとって褒め言葉以外の何物でもない。それに思いあたると、罵りの言葉は喉の内で震えて急速にしぼんでいった。
 全身に針で刺したような痛みが走り、皮膚の裏側で、なにかがはちきれんばかりにねじれた気がした。鼓動が早くなり、胸の奥がかっと熱くなる。背骨が音をたてて、締めつけられるような鋭い痛みが頭を支配した。
 息苦しさにあえぎ、アレッサンドロの腕にしがみつく以外、花子にできることはなにもなかった。
 やがて朦朧とし始めた意識のはしに、長い白銀の髪の男の不機嫌そうな顔がうかんで、消えた。のけぞった喉から、意図せず、スクアーロ隊長、とかすかな声がもれた。
「さあ、最後の仕上げだ」
 頭上でアレッサンドロの声がした。
 いっそ意識を手放してしまえば楽になれるのでは、という思いが頭をよぎった。しかしここでなにもかもをアレッサンドロに明け渡してしまうのは危険な行為でしかない。狂科学者と呼ばれる彼が動物相手にどんな実験を繰り返してきたのかは、この部屋を見ればすぐに分かることであり、下手をすると花子も彼らと同じ運命をたどるはめになるかもしれないのだ。
 今にも薄れて消えてしまいそうになる意識をなんとか保ちながら、花子は痛みを堪えた。食いしばった歯の隙間から唸り声がもれた。
 血液が全身をめまぐるしく駆けまわり、細胞、組織、器官、骨組、肉、皮膚、自分自身を構成するあらゆるものが一気に弾けとんだような感覚に花子は襲われた。身体の深いところで炎が燃えあがり、渦を巻いて四散した。
- - - - - - - - - -
この後、ちっちゃくなった花子は、
アレッサンドロに「かわいい、私のサンプル」と頬ずりされたり抱きあげられたり追いかけられたりします。でもあくまで実験対象として気に入られただけなので、花子は必死こいて逃げることになります。途中でルッスーリアやベルフェゴールが助けてくれる予定でした。


「スクアーロ」
 呼びとめられて、スクアーロは面倒くさそうにふり返った。
 日が移ろい、窓の外では光がいちだんと強くなりはじめている。午後の陽光をあびて森はうっそうと枝葉をしならせ、三月の風に吹かれて葉がすれの音をたてていた。
「……ジョバンニか」
 後ろから歩いてきていた老齢の男を認め、青灰色の瞳がつかのまやわらかくなごんだ。白い顔にはかすかに笑みがうかぶ――彼が認める数少ない人物に対する、信頼と情愛を思わせるやさしい微笑だった。
「なんか用かぁ? 腕のほうは特に異常なしだぜぇ」
 白い口ひげの老人にむけて、彼はやさしく言った。
「おまえさんの腕のことは今はいい」
 ジョバンニはかるく頭をふると、薄茶色の目をくもらせてそっとささやいた。
「あの子は、花子はどこだ?」
「花子?」
 スクアーロはきょとんとした。
 今日は――……たしか、朝に書類を持ってこさせてからそれっきりだ。特に急ぎの仕事もなかったので、ひさしぶりに羽でも伸ばせと言っておいた。喜んで執務室を出ていく花子の後姿を見送ってから、彼女には一度も会っていない。
「知らねぇよ。なんでオレに聞く?」
「おまえが一番よく知っているはずだと思うが……そうか、知らないか。手間取らせて悪かったな」
「う゛お゛ぉい、ちょっと待てよ!」
 足早に去っていこうとするジョバンニの背中に大声をかける。同時に歩いていって、スクアーロはジョバンニの肩をぐいと引き寄せた。
「花子がなんだ? あいつがどうかしたのかぁ?」
「……用事を頼んでから、帰ってこんのだ。もう一時間は経つというに。それほど時間のかかるものではなかったはずなんだが」
- - - - - - - - - - -
スクアーロ視点の場面です。
これからいけ好かねぇアレッサンドロの部屋へいき、花子の手がかりを探すことになります。
紆余曲折を経てスクアーロと花子は再会、アレッサンドロはいろいろあって間違えてザンザスに投薬してしまい、(レヴィと)ちいさくなったザンザスがじきじきに彼を処刑します。この話でどうスクアーロの誕生日をからませるつもりだったのか自分でもよく分からないです。
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