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ちょっとごたごたしていたのですが、なんとか戻ってくることができました。
だけど頭がごちゃごちゃしていて何から手をつければいいのかよく分かりません。リボーンのアニメも観たいし夢も書きたいし絵も描きたいし、それ以外に何かしなければならないことがあったような気もするし……

それはともかく、コミックスの最新刊と「X-炎」を買いました!
コミックスはあんまり読めてないのですが、小説のほうはけっこうがっつり読みました。ところどころニヤリとする表現があったりして、なんかもうすごく楽しかったです!
以下で小説に対するコメントを……

■mono・CHROME
最初のパイナップル軍団で笑ってしまったのですが、後はほとんどシリアスな感じの展開でした。
犬や千種の骸に対する強い想いをあらためて知ることができてとてもよかったです。凪との出会いも印象的だった。『おべんとう』をためらいなく落とす凪の仕草がなんだか切なかった(´・ω・`)そしてクロームの髪型は犬じきじきに手を加えた結果だったのですね……!
骸が凪に与えたものは、生命と愛、なのだろうか?

気になったのはp22~p23あたりの「林檎」と「骸との契約」という言葉でした
林檎というと、エデンの園の「禁断の木の実」とそれを食べた人間のことを思い出します。禁断の木の実を食べたことで、守るべき神の掟・道徳規範を破ってしまったアダムとエバは、神と被造物の調和のとれた世界『楽園』から追放された……的なアレです。
楽園追放の解釈は「神の掟を破る=従うべき規範に背く」、「楽園追放=命の木に至る道を断たれる=生物学的な死ではない究極的な死=他者との関係の断絶」しか知らないのですが、これって関係あるのだろうか
もしも神が「エストラーネオの大人達」だとすると、骸は蛇? エストラーネオの掟を破って大人達の世界(楽園)を出る(追放)
宗教性を完全無視しつつ無理やりこじつけて一方的に解釈すると、エストラーネオの大人達(神)にとって都合のいい世界(楽園)、そして林檎(禁断の木の実)を食べるように言う骸(蛇)……でも犬と千種はアダムとエバに全然あてはまらないのでやっぱり関係ないみたいです……でも林檎と契約といえばなにか関係あるようなないような……

■爆弾少年
けっこう淡々とした文体なのに、ときどき突然にぐっと来るものがある。
p125『澄んだ大空のような老人の瞳』で思わずにやりとしてしまいました。その後に続くp125~p127『強がりも言いわけも、――自分の中にあるすべてのウソが、その瞳の中にすいこまれていくようだった』でなぜか涙が出そうになりました。これが大空か、と強く感じました。ツナにもきっとこんな強さがあるのだろうなー
そして「ゆりかごのようなやさしい音色」という書き方にも涙が。獄寺のお母さんの姿が自然と心にうかんできました。それに、カルロ親子がいい味出してる。特にカルロさんの性格が獄寺のぶっきらぼうなのと真逆をいっているのがいい感じでした。

その「ゆりかごのようなやさしい音色」でふと、ザンザスのクーデター『揺りかご』について思い出しました。
なぜザンザスのクーデターは揺りかごと名づけられたのだろう。赤子が眠りにつくように、ザンザスを眠りにつかせる、という意味があるのだろうか。その赤子だっていつかは目を覚ますのだから、ザンザスもいつの日かは目覚めるのだろう。揺りかごの眠り、揺りかごの夢からふたたび目覚める=復活(reborn)の意味もあるのかなぁと思っていたりします。だからリング争奪戦、あれは真の目覚めではないというか……

■恋するしっぽ
イーピン可愛いの一言に尽きます。可愛いなぁ本当に。
あと、雲雀って本当に怖い。雲雀の夢をちょっと書き進めるたびにすぐに手が止まるのは、たぶん、私の書く雲雀には恐怖と理不尽さが圧倒的に足りないからです。でもあまりに理不尽すぎると雲雀からひたすらトンファーでめった殴りにされる夢になりそうなので、加減が分からない。雲雀夢を書かれている方々、心から尊敬させてください。
最後のリボーンの言葉には、思わず惚れちゃいそうでした。

■X-炎
最初は、ザンザスの母が出てくる話かなぁ……と思っていたのですが、予想外にヴァリアー元副隊長が出てきてどひゃー!びっくり!でした。
隊長→テュール、副隊長→オッタビオ、ということでよろしいのでしょうか
でもヴァリアーのトップは「隊長」というより「ボス」というイメージが強いです(´∀`)ヨウムの話にもオッタビオさん出したかったなぁ……彼が登場していたらまた話が変わっていたと思います。これから書く揺りかご関係の夢にはきっとオッタビオさんを登場させます!扱い的には悪者の立場でいいんですよね? オッタビオの結末が分かっているぶんとことん悪の道を貫かせても大丈夫ですよね。そうかモスカは彼が造っていたのか……なんかモスカの話を思いつきそうだ

スクアーロ達ももうすごい大活躍でしたね!銃弾の中を走り抜けるスクアーロとかかっこよすぎです。スクアーロもほかの隊員も自分の武器の特性を生かした活躍を見せてくれて、すごく楽しかったです。

p218「九代目からあなたの補佐を命じられたとき、私は本当にうれしかった。ボンゴレ十代目となる方のおそばにいることを許されたのです
そうかオッタビオが補佐だったのか……このときから既にオッタビオに野望はあったのでしょうか?
p230「刺突の雨」という書き方も好きだなぁ
p231のレヴィの強い叫びに感動してしまいました。「長き間、冷遇されてきたオレたちの!」や「XANXUS様を頂点とするヴァリアー」という言葉から彼の熱い思いがひしひしと伝わってきます。
p250「XANXUSが、雄々しく両手を広げた」これ、なんというか、いい!

オッタビオの最後はあっけない……それだけザンザスの炎がすさまじいということなのか。最後の一文の書き方にもときめいてしまいました。でも、なにも知らないオッタビオの部下達はかなりかわいそうですね。オッタビオもじゅうぶん悪役でしたが、最後の最後でザンザスも同情できない悪の道に……

しかし、こんな時こそ九代目の言葉。
p125「未来を決めるのはいまのキミだ。過去のキミじゃない

それにしてもヴァリアーの隊員って若い人多いですよね。副隊長オッタビオも揺りかごの時は20代だったし、現ボスのザンザスも24歳、スクアーロも22歳、ベルフェゴールに至っては16歳ですもんね。最強の暗殺部隊ということで世代交代もけっこう早いのかな。シャマルをスカウトしたのだって「三代前」のヴァリアーだし。どれだけ世代交代早いんだろうか

* * * * *

とにかく、小説とても楽しかったです!
子安秀明さんの文章の書き方、好きです。いい意味で簡素な文章に書いてくれているし、時々ニヤリとさせる言葉を交えてくれていたりするし。『隠し弾3』に死ぬ気で期待してます。またヴァリアーの誰かが登場するといいなぁ。できればテュールとかザンザスのお母さんとか九代目とか……

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