夢小説サイト『Ortus』を開設して今日で1年になります。
飽き性の私がここまで続けてこられたのも、サイトを訪れてくださる皆様、そしてさまざまな形で励ましてくださる方々のおかげです。
REBORNという素晴らしい作品を通じて皆様との新しい出会いを得られたことは、こういってはおおげかさかもしれませんが、自分の人生においてひとつの「目を開く」ということに繋がったと確信しています。
本当にありがとうございました。皆様方に深く感謝いたします。
皆様にいただいたたくさんの気持ちを、「夢」という形でお返しできるように頑張りたいと思います。
このような管理人ではありますが、どうぞこれからもよろしくお願いします。
これからも楽しんでいただけたら幸いです。
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ジャンプでリボーンの連載がはじまったのは2004年。
昔から漠然と興味を持っていたイタリアに関係があるということで、ジャンプを手にわくわくしたことは今でもよく覚えている。
勉強も運動もだめだめのツナ、厳しい赤ん坊家庭教師リボーン、孤独と忠誠心を腕いっぱいに抱える獄寺に、笑顔の裏にどこか寂しさをにおわせる野球ひとすじの山本。彼らをとりまく可愛らしい女の子と子ども達、個性豊かな同級生と先輩達、頼りになる大人と仲間達、そして裏社会に生きる闇の住人達。
私達の生きる世界と似ているようでなにかが違う、不思議なリボーンの世界。少年少女達のみずみずしい若い力と、子どもらしい不安定さ。闇に生きることを選びつつも闇にとけこみきれず、やさしさと残酷さを併せ持つ大人達。あっというまに彼らのとりこになった私は、いつしか自分なりにリボーンの世界を考えるようになっていた。
私がリボーンの世界を描くうえで「夢小説」という表現方法を選んだのは、まずひとつめの理由には、あの世界をあの世界の人間としてそばに感じてみたいという願いが自分にあったからだと思う。キャラクターといっしょに過ごしたり、暮らしたり、恋愛をしたり……。いきいきしている彼らを間近に感じられるのはとても楽しいことだし、あの世界がすぐそばにあると思うと心がわくわくする。
そしてもうひとつの理由は、たぶん、登場人物であって登場人物でない「何者でもないもの」を中心に置くことで、自分なりのリボーンの世界への解釈を描きたかったからだろうと思う。
とはいえ、今まで書いた夢の中の「何者でもないもの」は、おそらく『L'ala』のヨウムだけだろう。あとは「キャラクターといっしょに過ごしたい、彼らのこんな姿が見てみたい」という欲望に忠実に描いたものが多い。
どちらにせよ楽しく、わくわくしながら書かせてもらっている。
このキャラクター達、なんだかいきいきしているな、と思っていただけたらとても嬉しいです。
私の書くリボーンは、原作とは似て非なる世界になっていると思うし、それどころかまったく似ても似つかない世界になっているかもしれないのですが、どこかに共感する部分を感じていただけたら幸いです。
天野先生の物語への愛情深さとやさしさ、
そしてにぎやかで美しく、時に悲しく残酷なまでのあの世界、そこに生きる人びとに感謝。
つまりは私はREBORNが大好きで、キャラクターみんなが、特にスクアーロが大大大好きだということでした。あんな魅力的な世界とキャラクターを生みだせるなんてすごい、天野先生を本当に尊敬しています。
スクアーロにはひとめぼれでした。レヴィとザンザスには後からいろんな意味で惚れました。
なんかもう……萌えです!!!